現代日本の世相や生活、将来へ夢膨らむ漢字一字を創作してください。
漢字には、その訓読みと漢字の意味・解説・例文を必ず付記してください。
創作漢字の形のほか読みや漢字の意味・解説・例文などを総合的に審査します。(音読みはあってもなくてもかまいません)
- 締め切り
- 令和4年9月9日(金)
- 賞
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「白川創作漢字最優秀賞」
全応募者対象:1名産経新聞社賞状と副賞(白川静著「字通[普及版]」と「同訓異字」、図書カード・商品券各5万円分)「富国生命優秀賞」
社会人・大学生対象:若干名産経新聞社賞状と副賞(「白川静の世界」全3巻、図書カード・商品券各1万5千円分)「Z会優秀賞(高校生部門)」
高校生対象:若干名産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)「Z会優秀賞(小・中学生部門)」
小・中学生対象:若干名産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)「富国生命・審査委員長特別賞」
全応募者対象:若干名産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)「佳作」
全応募者対象:10名産経新聞社賞状と副賞(図書カード3千円分・商品券2千円分)「学校賞」
学校単位による応募対象:2校産経新聞社賞状と副賞(図書カード3万円分)- ※ただし、審査員長判断により該当なしの場合あります。
- ※副賞の書籍は全て平凡社から刊行ならびに提供。
- ※各賞の指定はできません。
- 結果発表
- 令和4年12月下旬ごろに産経新聞で発表予定
- 問い合わせ
- 産経新聞社「創作漢字コンテスト」事務局
E-mail:sousaku-kanji@sankei.co.jp
広報アンバサダー
「創作漢字コンテスト」の広報アンバサダーを務める歌手・俳優の武田鉄矢さん。漢字だけでなく、漢文学の白川静博士の研究にも造詣が深く、「名誉漢字教育士」でもある武田さんが本コンテストを応援してくださっています。

広報アンバサダー
(名誉漢字教育士)
小学校の遊びの時間、「なぞなぞ」を出し合うのが流行りました。雑誌からの受け売りばかりか、自作して披露する子がおりました。
みごとな引っ掛け問題を考えた女の子がおりまして、出題者のその子は黒板に白チョークで「木」を大書し、その隣に「紫」を並べて一文字にすると「何と読むでしょう」とききます。
見たこともない漢字。皆が首をひねっていると、ヒントをくれました。「この漢字はブドウと読みます」と。そして「紫」を消し「赤」を書き、「これはリンゴ」。そしてその「赤」も消して「黄」を書いて、「さて、これは何と読むでしょう」。
要領が分かって全員で「ミカン」と答えると、女の子、さらりと「違います。これはヨコと読みます」と引っ掛けてひとり笑い転げておりました。
これ、漢字の面白さです。会意で二つの漢字を組み合わせれば、全く違う意味を生み出せます。例えば「青」と「黄」を一文字にして、「ウクライナ」と読む。
さあ、創作漢字で世界の新しい読み方を作ってみませんか。
審査委員
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審査委員長
加地 伸行氏
立命館大学
白川静記念東洋文字
文化研究所元所長
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審査委員
秋元 康氏
作詞家
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審査委員
近藤 健氏
富国生命保険相互会社
執行役員 業務部長
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審査委員
高畠 尚弘氏
株式会社Z会取締役
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審査委員
下中 美都氏
株式会社平凡社
代表取締役社長
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審査委員
産経新聞社編集局長ほか
“漢字一生”白川静博士について

立命館大学卒業後、同大学専門学校教授に就任。62年『輿の研究』をもって文学博士の学位を受け、同年、「金文通釈」を『白鶴美術館誌』に発表し始め、以後56集に及ぶ。81年に立命館大学名誉教授の称号を受ける。91年菊地寛賞を受け、以降は「京都府文化特別功労賞」、「勲二等瑞宝章」、「井上靖記念賞」など多数受賞。さらに「福井名誉県民賞」、「京都市教育功労章」など多数表彰を受ける。2005年「立命館大学 白川静記念東洋文学文化研究所」設立。名誉研究所長就任。