
受賞作品一覧
白川創作漢字 最優秀賞

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くまにちゅうい神奈川県川崎市 藤本周司さん(55)
山の食物不足のためか、クマによる痛ましい事件が多く、素直に形にしました。くまったものです、皆さまご注意ください。初応募で賞を頂き光栄です。

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わんおぺ福岡県福岡市 福岡市立三宅中学校3年 畠中逞真さん(14)
この度はこのような素晴らしい賞に選んでいただき、ありがとうございます。日々、家族のために一生命な「母」の姿を漢字一文字で表しました 。
富国生命優秀賞
※社会人・大学生対象

- でんち大阪府交野市
福井琢磨さん(78)
Z会優秀賞(高校生対象)

- ムオンみゅーと愛知県名古屋市
名古屋市立工業高等学校3年
佐久間鐘さん(18)
Z会優秀賞(小・中学生対象)

- おにぎり京都府京都市
同志社中学校2年
上田陽介さん(13)

- さきのばし千葉県浦安市
浦安市立入船小学校3年
服部真さん(9)

- キわりばし神奈川県川崎市
川中島小学校2年
田中蓮さん(7)
富国生命・審査委員長特別賞

- ハアためいき神奈川県相模原市
小松澤知花さん(40)

- カフェきっさてん千葉県習志野市
佐野冬馬さん(25)

- ふじさん千葉県松戸市
松戸市立上本郷第二小学校4年
加藤灯里さん(10)

- こころぼそい東京都品川区
品川区立立会小学校6年
池田紗良さん(12)
成語・成句特別賞

- ひっくりかえる宮城県仙台市
南部努さん(74)

- はちくのいきおい埼玉県さいたま市
埼玉県立大宮高等学校1年
加藤優和さん(16)
コンテストの総評
今年の創作漢字コンテストは、学校単位の応募が多く、特に中学生は量的に驚くべき増加、すなわち激戦となった。それは高校生についても言える。先生たちのご協力のたまものであり、まずは感謝をしたい。一方、成人では若い参加者が増え、高齢者がやや少なくなってきているのは、残念である。
選考の結論、最高賞として、成人から「
」、中学生から「
」の2点を選んだ。相次ぐクマによる人的な被害という「社会性」、生徒から見た母の忙しさへの心配という「愛情」が、一文字から自然と浮かんでくることが高評価を得た。
他の入選諸作品もそれぞれ特性があり、審査員をうならせた。老若を問わず、文字(漢字)の創作が現代においても可能であると確信できた。漢字の成り立ちを学び、自らの創作を行うことの教育効果は高い。学校教育の現場に何らかの形で、その導入を図るべきではなかろうか。文部科学省の勇断に期待する。
選考終了後、思わぬことに気づいた。入賞者数である。成人が5名、高校生以下が8名であった。これまで16年間、審査してきた老生にとっては、若者たちの進出はとてもうれしい。その意気で前進して欲しい。
見事な出来栄え、拍手です。漢字ははるばると海を渡って、やって来たものです。この漢字で、私たちは文字を知りました。
さぁ、ここからが日本人の面白さでしょう。漢字は一文字で意味を持ちます。その意味を自分たちの声で読み、自分たちで解釈、組み変え、なんと国字という創作漢字を作っています。その上に漢字をバラバラにして、仮名も作っています。漢字と仮名を交ぜ合わせて、国語を作ってゆくのですが、その創作のエネルギー、今も衰えることがないのですね。
今年の創作漢字の出来栄えを見ても、見事なもので、真名と仮名が楽しく絡み合っています。まるで漢字と仮名が手を取り合って踊っているようで、読み解くたびに笑って、拍手しています。




