創作漢字コンテスト

開催概要

現代日本の世相や生活、将来へ夢膨らむ漢字一字を創作してください。
漢字には、その訓読みと漢字の意味・解説・例文を必ず付記してください。
創作漢字の形のほか読みや漢字の意味・解説・例文などを総合的に審査します。(音読みはあってもなくてもかまいません)

締め切り
令和5年9月8日(金)※募集は終了しました
「白川創作漢字最優秀賞」
全応募者対象:1名
産経新聞社賞状と副賞(白川静著「字通[普及版]」と「同訓異字」、図書カード・商品券各5万円分)
「富国生命優秀賞」
社会人・大学生対象:若干名
産経新聞社賞状と副賞(「白川静の世界」全3巻、図書カード・商品券各1万5千円分)
「Z会優秀賞(高校生部門)」
高校生対象:若干名
産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)
「Z会優秀賞(小・中学生部門)」
小・中学生対象:若干名
産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)
「富国生命・審査委員長特別賞」
全応募者対象:若干名
産経新聞社賞状と副賞(白川静著「常用字解[第二版]」、図書カード・商品券各1万5千円分)
「佳作」
全応募者対象:10名
産経新聞社賞状と副賞(図書カード3千円分・商品券2千円分)
「学校賞」
学校単位による応募対象:2校
産経新聞社賞状と副賞(図書カード3万円分)
  • ※ただし、審査員長判断により該当なしの場合あります。
  • ※副賞の書籍は全て平凡社から刊行ならびに提供。
  • ※各賞の指定はできません。
結果発表
令和5年12月下旬ごろに産経新聞で発表予定
問い合わせ
産経新聞社「創作漢字コンテスト」事務局
E-mail:sousaku-kanji@sankei.co.jp

広報アンバサダー

「創作漢字コンテスト」の広報アンバサダーを務める歌手・俳優の武田鉄矢さん。漢字だけでなく、漢文学の白川静博士の研究にも造詣が深く、「名誉漢字教育士」でもある武田さんが本コンテストを応援してくださっています。

アンバサダー応援コメント
第14回創作漢字コンテスト
広報アンバサダー
武田鉄矢さん
(名誉漢字教育士)

漢字の面白さとは何でしょう!そのひと文字、ひとつの漢字の中に景色や出来事、意味、色合いなど微妙な差異、陰影、濃淡がある事です。漢字とはニュアンスの文字です。

例えば、心の内で何事かをおもう事もおもう事のニュアンスで、思う、念う、憶う、想う、惟う、懐うと文字を変えて表現できます。漢字は、生きてきた人々の思いを更新させてきた記録なのかも知れません。

言葉にせず、声にせず、ひそかにおもう事を思うと書き、その人にまた会えぬかと想う時、その人を憶い出しては幸せであって欲しいと念う。その心を不思議と惟う時もあると、次々に思いは更新されてゆくのです。

さあ、新しい思いを創作漢字にしてみましょう。漢字の歴史に参加しましょう。

審査委員

  • 審査委員長

    加地 伸行
    立命館大学
    白川静記念東洋文字
    文化研究所元所長

  • 審査委員

    秋元 康
    作詞家

  • 審査委員

    近藤 健
    富国生命保険相互会社
    取締役執行役員

  • 審査委員

    高畠 尚弘
    株式会社Z会取締役

  • 審査委員

    下中 美都
    株式会社平凡社
    代表取締役社長

  • 審査委員

    産経新聞社編集局長ほか

“漢字一生”白川静博士について

漢字と共に一生を歩んだ白川静博士は、日本と中国とが文化的類型性を持つという広い視野に立ち、中国最古の文字資料である殷・周の甲骨文や金文の研究を行い、日・中の古代文化についても独創的な研究を築き上げました。数万片の甲骨資料をすべてトレースして書き写す、余人にはなしがたい基礎作業を通し、漢字の原義を字形学的に体系化して、甲骨文字や金文といった草創期の漢字の成り立ちにおける宗教的、呪術的背景を字形分析から明らかにしました。その学説は世に「白川文字学」と称され、内外の学会から高い評価を得て、文化勲章の栄誉に輝きました。
1910年福井県福井市生まれ(享年96)。
立命館大学卒業後、同大学専門学校教授に就任。62年『輿の研究』をもって文学博士の学位を受け、同年、「金文通釈」を『白鶴美術館誌』に発表し始め、以後56集に及ぶ。81年に立命館大学名誉教授の称号を受ける。91年菊地寛賞を受け、以降は「京都府文化特別功労賞」、「勲二等瑞宝章」、「井上靖記念賞」など多数受賞。さらに「福井名誉県民賞」、「京都市教育功労章」など多数表彰を受ける。2005年「立命館大学 白川静記念東洋文学文化研究所」設立。名誉研究所長就任。